今度はWordpress側の高速化についてです。
基本的にはAPCが導入された環境であれば、デフォルト状態のWordpressでも十分速いと思います。
ですが、これでは面白みがないのでWordpressを高速化させるプラグインを導入しました。
導入したのは次のプラグインです。
- DB Cache Reloaded Fix
- APC Object Cache Backend
- MO Cache
- Head Cleaner
静的コンテンツを生成して高速化させるタイプのプラグインは導入を見送りました。
相性の悪いプラグインがあったりするので、安定動作させるのが面倒です(´・ω・`)
DB Cache Reloaded Fix
データベースのクエリの出力結果など、 データベースとのやり取りをキャッシュするプラグインです。
データベースとの直接のアクセスが減りますので、記事が多くなってきたり、アクセスが集中したときに
パフォーマンスの低下を抑える効果が見込めます。
キャッシュ有効期限の初期値が5分と短いため、ある程度大きな値に増やしたほうが良いと思います。
WordPressのバージョンアップを行うときは、安全のためキャッシュ無効にしましょう。
APC Object Cache Backend
WordpressのObject Cache機能を使うためのプラグインです。
このプラグインはインストール方法が特殊なため注意が必要です。
プラグインインストール後に wp-content/plugins/apc/object-cache.php ファイルをwp-content/
直下にコピーしてからプラグインの有効化を行います。
(コピーすれば有効化しなくても動きそうな気はしますが念のため)
Object CacheをAPCで行うため、APCが導入されている必要があります。
APCが使えない場合はWP File CacheプラグインでObject Cacheが使えるようになります。
こちらはプラグインの有効化を行うと自動的にwp-content/object-cache.php を用意してくれます。
MO Cache
MO Cache では他言語対応で使う .moファイルのオブジェクトをキャッシュし、
次回アクセス以降はキャッシュを使って高速化を行うプラグインです。
日本語版のWordpressや日本語対応のプラグインを使用している場合は高速化が期待できます。
Object Cacheが必要なためAPC Object Cache BackendまたはWP File Cacheをインストールしておく
必要があります。
このプラグインはインストール方法が特殊なため注意が必要です。
最大限の効果を発揮させるためにMust Use Pluginsとしてインストールを行う必要があります。
- Verify that /wp-content/object-cache.php is installed.
- Create /wp-content/mu-plugins directory, if it not exist.
- Upload mo-cache.php to the /wp-content/mu-plugins directory.
- Done! No need to activate.
との事ですので、まずは普通にインストールしてから次の作業を行います。
- /wp-content/ に object-cache.php があることを確認する
- /wp-content/mu-plugins ディレクトリが無ければ作成する
- /wp-content/mu-plugins に mo-cache.php をアップロード(wp-content/plugins/mo-cache/mo-cache.phpをコピーする)
- インストール完了です。 プラグインの有効化は必要ありません。
Head Cleaner
ヘッダーとフッターを解析して、余計なタグの削除やCSS,Javascriptの送信順序の最適化などを行ってくれます。
この辺りを参考に設定してください。
以上、簡単ですがWordpressの高速化について書いてみました。